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声調の変化

第7回 声調の変化

2月24日号で声調について勉強しました。

中国語の単語(漢字=音節)には夫々ひとつの声調がある
とお話しましたが、言葉は生き物です。
話す時には単語が連続、つまり音節と音節がつながります。

すると、前後の音節が互いに影響しあうことになります
影響を及ぼしあうと、声調も自然に変化します。
これを、変調とよびます。

声調の変化には、軽声、第三声の変化、
それから、一(yi1)七(qi1)八(ba1)不(bu4)
の変化があります。

まず軽声ですが
他の漢字の後ろについた時に元の声調をなくして軽く発音され
聞いた時に声調がはっきりしなくなる場合があります。
例をあげると、
ma1ma 媽媽(お母さん)媽は本来第一声
peng2you 朋友(友達)友は本来第三声
があります。

発音は、前の音節に軽く添える感じで正しい発音になるので
あまり神経質にならなくても良いようです。

また、どんな時に軽声になるかという規則は特になくて、
しいて言えば同じ単語が重なった時の後ろの単語や、
接尾辞、助詞などが軽声になりやすいようです。
また、上の2番目の例のように習慣的に軽声になるケースも
あります。
ですから出てきた時に覚える様にしましょう。

次に、第三声の変化ですが
2つのケースがあります。

1)3声+3声→ 2声+3声
ni3hao3(你好)→ ni2hao3 
発音だけ変わります。声調符号は変えません。

2)3声+1・2・4声→ 半3声+1・2・4声
lao3shi1(老師=先生)→ lao(半3声)shi1
半3声とは、3声の前半だけ発音するもので、低く平らで
後が自然に上がらない音になります。
なお、この場合も変わるのは発音だけで声調符号は3声のままです。

最後に4つまとめて
一(yi1)七(qi1)八(ba1)不(bu4)の変化です。

1)これら4つが第4声の前に置かれたとき、第2声に発音して
声調符号も変えます。
一萬(万) yi1wan4→ yi2wan4
不要    bu4yao4→ bu2yao4

2)一が第4声以外の前に置かれた時、4声に発音して
声調符号も変えます。
一本    yi1ben3→ yi4ben3

以上で発音の基本が一通り終わりました。
何度も繰り返して練習するようにしてください。

ピンインを覚えたら、新しい単語を辞書で引いても自分で発音が
出来る様になります。

次のステップは、
日常出会う場面のきまった表現を覚えて行きます。

そのまえに、
次回は、前回ご紹介した「月亮代表我的心」の歌詞の説明をします。

今回はここまでとします。

有難うございました。

再見


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